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古民家の良さ

[2017-09-20 14:35:47]

最近、古民家の魅力が見直されつつあります。古民家というと、単に古い中古住宅のことを呼ぶ場合もありますが、大抵の場合は戦前に建てられた建物のことを言います。白川郷のような数百年レベルのものになると文化財レベルですのでそうそう住む機会もありませんが、明治・大正・昭和初期に建てられた民家なら購入することは不可能ではありません。

古民家の魅力は、長い年月をかけて変化した味わい深い古材の色合いや、伝統工法による丈夫さ、そして自然素材のみで作っているので、シックハウスの心配がないことです。

難点と言えば、採光性が悪い家が多いこと、多くの場合水回りなどの手直しが必要になること、そして断熱材などが使われていないので冬場は非常に寒いことがあげられます。虫の多さもある程度覚悟しなければなりません。しかし、裏を返せば、夏場は涼しく快適に暮らせるということでもあります。

古民家に使われている建材は、現在のものとは違い太く丈夫で、じっくりと時間をかけて乾燥させているためにとても丈夫です。そのまま家として使うのには不自由な場合でも、建材をそのまま使って移築するなどといった利用もできます。

古民家で暮らすことは、自然と共に暮らす昔ながらの暮らしです。家を手入れしながら、経年美を楽しみつつ住みたい方には、古民家はうってつけの家です。